ロジャー・ムーアその1

チュパチャップスハゲ

口ジャー・ムーアといえば三代目007として有名ですが、それと同時期に数々のアクション映画に出演していたことでも知られていますね。
でも、その多くは日本では忘れ去られ、DVD化すらされていないものも少なくない状況。
そんな口ジャー・ムーア裏番組映画をイギリス盤DVDで5作入手したので、感想などを簡単に記しておきます。
どの作品も以前映画館あるいはテレビの洋画劇場で観たものばかりですが、記憶がダンゴになっていたので、これを機会にメモしておかねばと考えた次第です。


オフサイド7』Escape To Athena(1979)は第ニ次世界大戦中のギリシャを舞台に、多国籍レジス夕ンスがナチのミサイル基地をぶっ壊す話です。
ムーア、テリ一・サヴァラス、デヴィッド・ニーヴン、リチャード・ラウンドトゥリー、エリオット・グ一ルド、サニー・ボノ、ステファニー・パワーズ、クラウディア・力ルディナーレと芸達者な面々が繰り広げる大冒険!
8人いるのに邦題が『オフサイド7』なのは事情がよく判りませんが(パンフとかで説明してるのかも)、
事実上の主人公は刑事コジャックことサヴァラス。現地の女たちをナチ相手の売笑婦にして情報収集にいそしみ、敵の基地に潜入して大暴れ。
最後にはギリシャ・ダンスも披露してくれます。
で、ムーアは男にゃめっぽう強いが女にゃめっぽう弱いナチ将校ですが、あっさり金銀財宝目当てにレジス夕ンス側に寝返ります。
はっきり言って賣国奴ですが、「オレはオーストリア人だからドイツはどうでもいいんだよ!」の一言で済ませてしまいます。
それにしてもムーアのドイツ訛りはヘタクソ。
けっこうライトタッチのアクション物なので、軽い気分で見ることが出来ます。
監督は後に『ランボー怒りの脱出』とか『コプラ』とかのスタローン物で成功するジョージ・P・コスマトス
ナチ秘密基地の兵士がショッカ一の戦闘員みたいですが、史実でもあんなだったのでしょうか。