Bela Kiss: Prologue


中途半端に空いた時間で映画『Bela Kiss: Prologue』を見ました。輸入盤DVD。日本盤DVDとか出ているかも知れないけど判らないです。
ベラ・キスは20世紀初頭のハンガリーで24人の若い女性を殺してドラム缶に漬けて逃亡してそのまま見つかっていない連続殺人鬼ですが、彼の話を映画化したのではなく、現代の話でした。 20代男女の銀行強盗5人組がホテルに逃げ込んだらそこはベラ・キスにゆかりのある場所で、ハゲで眉毛のないシリアルキラーに次々と殺されるという、なんか百万回ぐらい見たようなスラッシャーホステル系映画でしたが、ドイツ製ならではの非人情さが良い味付けになって、まあ面白かったです。 本当は20世紀初頭のベラ・キスの話を映画化して欲しかったですが、それほど盛り上がる部分がないような気もします。
ところでザック・スターキーの娘(=リンゴ・スターの孫娘)とSHADOWSのトニー・ミーハンの息子が結成したBELAKISSというバンドがいて、KASABIANの2011年来日の前座とかサマソニ2012とかでライヴをやって、アルバム『BELAKISS』も出しましたが、まだあるのでしょうか。 ぶっちゃけ音は聴いたことがないです。
あとマーダー・メタルの大御所MACABREの『GRIM SCARY TALES』にもベラ・キスを歌った「The Kiss Of Death」がありますね。 このアルバム、ネロとかエリザベス・バートリとかジル・ド・レイとかの歴史的大量殺人者、それからジョゼフ・ヴァシェとかカール・グロスマンとかのヴィンテージ殺人鬼をネタにしていて勉強になります。