佐藤行衛さんの『韓式B級グルメ大全』をちびちび読んでいます。日本と韓国を行ったり来たりしているミュージシャンの方で、僕がゲイリー・ムーアを見にソウルに行ったときもごはん屋に連れていっていただきました。 ツアーとかで韓国全土を回って、あらゆるごはん屋とか飲み屋とか屋台で飲み食いしている蓄積が一気に噴出した本で、面白いです。
いろんな食材や料理ごとに項目が分かれていますが、韓国文化についての知識も深まります。
韓国というと何でも自国発祥にしてしまう、という偏見がはびこっていますが、有名なホットクからして「ホッ」は「胡」=中国のことなので、必ずしもそうではないことが判ります。
また、韓国B級グルメというとどうしてもホンタクを探してしまうのですが、本書では"ホンオフェを食べながらマッコリを飲むこと"=ホンタクとしていて、ウンコうんぬんは出てきません。トンスルも出てきません。 あれは悪意のある都市伝説なのか、それとも高級料理扱いなので"B級グルメ本"には出てこないのか。
僕は一度短期間ソウルに観光旅行に行っただけですが、ごはんがおいしいし中古レコード屋もあるし、いつかまたぜひ行きたいです。