TROUBLE: THE DISTORTION FIELD


TROUBLEの新作『THE DISTORTION FIELD』を聴きました。元EXHORDER / ALABAMA THUNDERPUSSYのカイル・トーマスがヴォーカルをとった復活作ですが、これがかっこよすぎるのです。TROUBLEといえば、「Bastards Will Pay」とか「Black Shapes Of Doom」などかっこいい曲が幾つもあったのですが、エリック・ワグナーの声質がエキセントリックにキャラ立ちしていたため、ストレートに"かっこいい!"と表現するかというと微妙だったわけです。 でも、本作では「When The Sky Comes Down」「Hunters Of Doom」など、たじろいで失禁してしゃがみこむかっこいい曲が収録されています。「Sink Or Swim」のようなフックのある曲もキャッチーでありながら胸ぐらと睾丸を掴んで引っ張っていく秀曲です。 後半ちょっと集中力が緩みがちなときも、力技でウムを言わせません。 こんな素直にかっこいいアルバム、TROUBLEじゃねえや!...と思う人もいそうではありますが、僕的にはこれがTROUBLEの新しい姿なのならば首を振って迎えようと思います。