ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り @森アーツセンターギャラリー

アルフォンス・ミュシャ展に行ってきました。開催は3月9日(土)から5月19日(日)まで。
ミュシャといえばサラ・ベルナールのポスターとかネスカフェとかモエ・エ・シャンドンとか、パリ時代の華やかな作品が人気ですが、1910年に祖国愛に目覚めてプラハに戻ったら、こういう貧困が滲み出るポスターとか、プロパガンダっぽい作品とか、ドゥーム寄りな人になってきました。
大昔の、たとえばルーベンスとかの場合、"美女"として描かれている女性が現代の基準だとちょっとどうよ的に見えることもあるのですが、ミュシャの描く女性のスタイルは現代でも魅力的です。でも、あまりドエロでなくさっぱりスタイリッシュに描かれているのが特徴で、隠遁期のピーター・グリーンみたいな顔をしていながら自宅に15人の裸の女性と同衾してやりまくりだったグスタフ・クリムトとはそのあたりが異なっています。
で、ミュシャといえばBARONESSのジョン・ベイズリーが影響を受けていたり、あとSOILENT GREENの『SEWN MOUTH SECRETS』ジャケも元ネタはミュシャですよね。
僕は子供の頃プラハに住んでいた時期があって、ミュシャ美術館に行ったことがあるのですが、何故か僕と弟を連れていってくれたのが父の会社の現地駐在員の奥さんで、プラハから式貴士にファンレターを書いたら返事が来たとか言っていたよくわからん人でした。

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で、帰宅して、仕事のメモをとって、gdgd妖精sの最新話を見て、渋谷に。