BIG BUSINESS: QUADRUPLE SINGLE


ツボだったアルバムのクレジットを見たらトシ・カサイ氏の名前が連続して載っていて、まるでカサイ氏の手のひらの上で踊らされているような気分になって悔しいです。SHRINEBUILDER『LIVE IN EUROPE 2010』ではEQ担当、TOTIMOSHIの『AVENGER』ではプロデューサー、BIG BUSINESSの『QUADRUPLE SINGLE』ではメンバーでした。
BIG BUSINESSは現MELVINSのbとdsがいるバンドで、カサイ氏も現在のMELVINSの音作りに深く関わっているので、少なからずMELVINSを思わせるサウンドなのは当然といえましょうが、思わせながらもやっぱり違っていて、テクスチャーが一筋縄でいかないヘヴィ・ロックを演奏しています。今回のEPから4人編成になって、よりテクスチャーが一筋縄でいかなくなりました。そのため、4曲しか入っていませんが、何度聴いても楽しめるので、お得です。なお、カサイ氏のブログでEPのメイキングについて書かれているので、読みながら聴くとまた異なった聴き方を出来ます。
なおCDは日本盤オンリーで、アメリカではアナログ盤&MP3のみでリリースされるそうです。日本盤ライナーノーツもカサイ氏が書いていますが、面白いと思ったのが、「この音の壁はレコード/MP3では迫力に欠ける気がしてならない」という箇所。オーディオマニアだとアナログマンセーという人が少なくないですが、現場の人が「CD>アナログ」と書いているのは興味深かったです。
ところでこのCDをiTunesで開くと、Marcus Foster『Tumble Down EP』と認識されます。偶然、同じ曲数で、全曲が同じ長さのようです。ちなみにHELLOWEENのEP「Are You Metal」をiTunesで開くと秋山澪 (日笠陽子)「「けいおん!」イメージソング 秋山澪 - EP」と認識されます。

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EVANESCENCEの「What You Want」、最初の部分で「デュワッデュワッデュワッ」とスキャットしているのかと思ったら、普通に英語で歌っていたのですね。