イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を見ました。バンクシー初監督作品。(たぶん)うそんこドキュメンタリー。バンクシーが大したことないのは、BLUR『THINK TANK』なんかのジャケットをやっていることからも明らかなのですが、この映画でアンドレ・ザ・ジャイアントのことを"70年代のカルト・レスラー"呼ばわりしているあたりからも、ダメダメさが伝わってきます。93,173人という空前の観客を集めたレッスルマニアIIIのヘッドライナーのどこがカルトなんだよと。自分で作った映画の中で自分を紅はこべとかロビン・フッドとなぞらえているあたりもイヤ。それ以前に彼の"作品"も芸風も、特に面白くないです。映画自体はちゃんとまとまっていますが、最近のスヌープ・ドッグに通じる居心地の悪さを感じました。OASISギャラガー兄弟がちょっとだけ出てきますが、こんな映画に出るからバンドが解散するんだろと思いました。