Boris @渋谷クラブクアトロ

『トーキョーワンダーランド』 会場1800/開演1900 当日3,500円(ドリンク別)
映画『リミッツ・オブ・コントロール』、ヘルムート・ラングとのコラボでオシャレ化路線も開拓しまくり、タートルネック&ハンチング帽のオシャ連さんからも熱い視線を浴びつつあるBoris、この日は何か仕掛けてくると思われます。
何も仕掛けてこなくても、ワンマンということで長いあいだライヴを見れるのでグーです。
僕も楽しみです。会場でお逢いしましょう 卍ピャウ卍


しかしライヴ会場に行ってみると、全然オシャレさんはいませんでした。なんか田舎の人が無理してオシャレめかしたようなのは少々いましたが、2009年にジャームッシュをオシャレと思うような人はこうなってしまうのでしょうか。観客層はいつものBorisライヴと同じ、普通の生活を送りながらそれなりに音楽にウェイトを置いているファン。強いて変化があったとすれば、CORRUPTED黒Tシャツを着込んだ層がいなくなった程度でしょうか。
Borisは新曲あり「Korosu」あり、「feedbacker」ステージ再現ありの2時間、音楽と音響が100%でせめぎ合う素晴らしいライヴでした。

トーキョーワンダーランド / Luna / メッセージ / となりのサターン / Missing Pieces / 虹の始まるところ / Pink / Korosu / 枯れ果てた先 / feedbacker / あきらめの花

(セットリストはtadaymareさんmixi日記から無断引用)
1曲目「トーキョーワンダーランド」は新曲。微妙にエレクトロニックな感じがNINE INCH NAILSとの共演が何らかのインスピレーションになったのかも?という気もしますが、全然なっていないかも知れません。
ラスト「あきらめの花」も新曲。耳をつんざく大音量ディストーションの中をTakeshiさんが「おお〜専修〜♪」とエモーショナルに歌い上げる、現在のBorisの両端の部分をフルに表現していて、グランド・フィナーレに相応しかったです。
ワンマンということで対バン目当ての観客がおらず、ANGEL WITCH公演に観客動員こそ負けていましたが、現役ならではの凄みと殺気ははるかに上回っており、彼らの進化がどこに向かっていくのか見届けたいという思いを新たにしたのでした。