ステルス

ピエール&ジル風

ネタバレだけど別にいいよね。『ステルス』を見ました。
白人男と白人女と黒人男がかっこいいステルス戦闘機チームで、4機めが来たと思ったら人口知能戦闘機だったという話。
人口知能は学習能力があるので、白人男が命令無視しているのを見て「そうか!命令は聞かなくていいのか」と学習、そのせいで黒人男は死んで、白人女は北朝鮮に不時着します。
白人男は人口知能と和解して、白人女を救うために一緒に北朝鮮に向かいます。
で、北朝鮮ヘリコプターに襲われて大ピンチ!というときに、人工知能戦闘機はヘリコプターに突入して自爆。白人男と白人女は救われたのでした。
ミャンマー国内に悪い奴がいるからちょっと殺してこい」といって出撃してビルを吹っ飛ばしたり、白人女を救うために北朝鮮に行って殺戮の限りを尽くすなど、『チーム・アメリカ』がギャグでやっていることを真面目にやっている映画でした。
ステルス戦闘機がビューッと飛んでミサイルをバンバーンと撃ってドッカーンと爆発するのがかっこよかったです。『ワイルドスピード』『トルク』の戦闘機版というような映画で、ここまでストーリーが適当というのは潔いです。
戦闘機に乗っていないシーンは別にトイレに行っていても大丈夫だし、往年のドライブイン映画の伝統を継承しているかも知れません。
サントラINCUBUSが3曲も新曲を書き下ろしてしまっていますが、インタビューでこの映画について聞いたら苦い顔をするのが目に浮かびそうです。