俺は無能なダメダメ人間なので早く死んだほうが世のためかもしれない

みんな死ね

風邪で弱気になっているせいか、他人のほうが自分よりはるかに優れているように思えて仕方ありません。

彼が自分の番組に数多くの新人アーティストを出演させ、その中から少なくない数のスターが巣立っていったことは知識として知っています。
ケン・ガーナーの『In Session Tonight』も読みました。
ただ、ピールがDJをつとめる番組、そして生声を聴いたことがないので、その功績にピンと来ないのです。
ジェフ・ベックのTAKRLブートレグに入っていたMCが彼のものだったかな?というぐらいで(違ったかも)。
でも昨年彼が亡くなって、あちこちのサイト(日本語)で「ガーン!」「ショックだった」などと書いてあるのを見ました。
そういう人たちは、きっと僕なんかの知らない手段でピールのラジオ番組をチェックしていたのでしょう。
まさか一連の『ピール・セッション』CDでしか彼を知らない人が、そんなショックを受けるわけがありませんからね。

  • 先日ハンター・S・トンプソンが亡くなりました。

彼がゴンゾ・ジャーナリズムの先駆者であり、アメリカのジャーナリズムに多大な影響を与えたらしいことは知識として知っています。
でも、トンプソンの文章って一度も読んだことがないのです。
ラスベガスをやっつけろ』ですら読んでいないので、いろんな雑誌記事など当然読んでいません。
それにゴンゾ・ジャーナリズムの先駆者といっても、他にどんな人がいるのかも知りません。
でも今年彼が亡くなって、あちこちのサイト(日本語)で「ガーン!」「ショックだった」などと書いてあるのを見ました。
そういう人たちは、きっと英文の彼の雑誌記事などをチェックしていたのでしょう。
まさか現在唯一邦訳が出ている『ラスベガス'71』でしか彼を知らない人が、そんなショックを受けるわけがありませんからね。
それにしても映画版『ラスベガスをやっつけろ』を見ると、この人いったいいつ原稿を書いてるんだろう、という気がします。
あんな状況下で第三者が楽しめる記事を書けてしまうというのは凄いことだし、現在でも多くのファンがいる理由なのかも知れませんが、僕のような小者はちょっと風邪をひいただけで原稿を書けなくなるので、とうてい敵いません。

  • 先日、古雑誌でアパートの床が抜けるという事件がありました。

僕も資料を必要とする仕事だし、古雑誌や古本はそれなりにありますが、幸い床が抜けるほどではありません。
住んでいるマンションも手狭ではありますが、なんとか寝る場所は確保されています。
でも、あちこちのサイト(日本語)で「他人事ではない」などと書いてあるのを見ました。
きっと皆さん、よっぽど膨大な量の資料をお持ちなんでしょうね。羨ましいです。

  • 今年の初め『ビニール・ジャンキーズ』についての感想をブログに書いたせいで、キーワード検索でやってくる方が増えてきました。

とても面白い本だったので、僕も感想など書いてあるサイトをあちこち訪れてみました。
あちこちのサイト(日本語)で「他人事ではない」などと書いてあるのを見ました。
きっと皆さん、毎日すごい数のレコードを買っているんでしょうね。羨ましいです。
僕も生活に悪影響を及ぼすぐらいの金額をレコードやCDに費やしていますが、まだまだ欲しいものは山ほどあるし、ましてやオリジナル盤やマトリックスA1/B1なんてまったく無縁の世界です。
みんなお金持ちでいいなあ。僕は貧乏です。


最後に『In Session Tonight』のおまけCDがどっかに埋もれて見つからないんだよクソッ。