ロジャー・ムーアその5

ハゲの執事顔

『ゴールド』Gold (1974)は当時ブームとなっていたパニック映画ブームの流れで日本公開されたそうですが、南アフリカの金鉱で鉄砲水が噴き出すという以外、あまりパニックしてません。
株とか出世がどうとかいう、難しい話がメインです。
レイ・ミランドがフィーチュアされたDVDジャケットからも、華のなさが漂ってきます。
ムーアは金鉱採掘会社のジェネラル・マネージャーで、同僚だか上司だかの嫁さんとデキています。
アクションやバトルは少なく、出世したり、暖炉の前でよその嫁さんとセックルしたり、混浴したり、一緒に土人ダンスを鑑賞しています。
しかし、その嫁さん役がスーパーマンの母ちゃんことスザンナ・ヨークなので、あまり嬉しくもありません。
でも最後、自ら決壊した金鉱に赴いていくあたりは、さすが口ジャー・ムーア!です。
手が挟まってギャー!と叫ぶあたりはちょっと可哀想です。
これもウィルバー・スミス原作ですね。

この他、口ジャー・ムーア冒険映画はいろいろありますが、またの機会に。

ところでムーアといえば007以前にTVシリーズ『天国野郎セイント』でブレイクしているわけですが、現在完全版がDVD化されているのはフランスのみ。
(イギリスではシーズン1が出ているので、いずれ全部出るはず)
一度はamazon.frで注文したのですが、スペインに行って困窮のどん底なので、キャンセルしてしまいました。
今度まとまった金が入ったら購入するつもりです。