共喰山 【軽度のネタバレ】


仕事の合間に映画『共喰山』を見ました。原題Primal。2010年オーストラリア映画。 某事務所さんに行ったときにいろんなDVDが山になっていて「欲しいやつ持ってっていいよ」と言われてもらったうちの1枚。
20代男女6人組が1万2千年前の壁画を見にキャンプしに行ったら1人が食人鬼になってしまうという、なんか百万回ぐらい見たような死霊のはらわた系映画でしたが(あとで2人目も食人鬼に)、女優さんに牙の入れ歯だけさせて食人鬼と言い張るあたり好感度が高いです。 ただ、それだけだと絵的に弱いと思ったのか、ラスト近くでウンコモンスターを登場させるサービス精神も嬉しいです。 そしてラスト、オチをだらだら延ばすことなく敵を倒したらすぐ終わるのも思い切りが良くて、見た後すっきり爽やかでした。
しょうもない映画と言ってしまえば確かにしょうもないのですが、1時間半のあいだ微笑みを与えてくれます。 定価で買うほどじゃないけど、100円レンタルだったら十分見る価値はあると思います。
IMDBに書かれていて知ったのですが、撮影が始まる直前にTHE CRAMPSのラックス・インテリアが亡くなったため、登場人物の一人がRIP LUXと書かれたTシャツを着ています。