JOHN GARCIA: JOHN GARCIA


ジョン・ガルシアの『JOHN GARCIA』でヴォーカルにフィルターがかかっているみたいなのが気になるのですが、皆様如何でしょうか。 最初は自分の耳のせいか、iPodで聴いているせいかとも思ったのですが、CDで聴いても同じだし、iPodVISTA CHINOを聴いてももっとナマな声に聞こえます。 VISTA CHINOがKYUSSを頑張って再現していたのに対し、このアルバムはあくまでジョン・ガルシアの声が主人公なのであって、それゆえにヴォーカルの艶気が大事なのですが、何だか1枚薄紙が挟まっているようで、フラストレーションが溜まるのです。 歴史的名曲とかはないけど、良いアルバムです。 THE DOORSのロビー・クリーガーが1曲でゲスト参加しています。
そんなときはUNIDAの『COPING WITH THE URBAN COYOTE』を聴けばもうエクスタシーなので、人生単純なものです。 元々1999年に出たアルバムですが、今年5月にCobraside Productionsから再発されたCDは紙ジャケ仕様で、2013年4月27日ロンドンDesertfestでのライヴが7曲も追加収録されているので超マストです。ジョン・ガルシアの声はやはり素晴らしいです。 ただ今回の再発盤には、オリジナルMan's Ruin盤に“CDボーナス・トラック”として収録されていた「Plastic」が入っていないです。 ただ、UNIDAとしては“並”の曲なので、今回のCobraside盤をおすすめします。
ところでUNIDAのセカンド・フルレンス・アルバムが2001年にDef Americanから出る筈だったのは有名な話ですが、結局お蔵入りになり、2003年にライヴ会場でCD-Rが売られました。 そのときは11曲仕様でしたが、コンピレーション『HIGH VOLUME - THE STONER ROCK COLLECTION』に収録されていた「Left Us To Mold」を追加して、12曲仕様のCD-Rが2008年頃にライヴ会場で売られています。この2008年ヴァージョンには『FOR THE WORKING MAN』というタイトルが付けられています(ジャケットなし、CD-R盤面に記載)。 とても素晴らしいアルバムで、LEAF HOUNDの「Stray」をカヴァーしたりもしています。たぶん全曲ネットで聴けます。
そういえばジョン・ガルシアは2008年ぐらいにGARCIA VS GARCIA名義で何かレコーディングしたという話だったのですが、やはりお蔵入りになってしまったのが残念です。