THE VENTURES @中野サンプラザ

Pipeline / Slaughter On 10th Avenue / Black Sand Beach / Summertime Blues / Out Of Limits / 京都の恋 / Whole Lotta Shakin' / In The Summertime / Telstar / 二人の銀座 / 夜空の星 / Green Onions / Penetration / Wipe Out / (休憩15分) / 雨の御堂筋 / 京都慕情 / 北国の青い空 / Jambalaya / Classical Gas / Walk Don't RunMedley / Surf Rider / Switch / Surfin' USA / Go Go Wave / What'd I Say / House On The Rising Sun / Hawaii Five-O / Diamond Head // Caravan

毎年2枚新録アルバムを出して、日本を2回ツアーするベンチャーズ。7月から9月にわたる夏のツアーは毎回3万人を動員して、中野サンプラザはまだ10歳に満たないであろう子供から70歳を超えるベテランのファンまで、とてつもなく幅広い観客でいっぱいです。 入り口の階段がキツイお年寄りもかなりいて、ちょっと心配になりました。いちおう車椅子用のエスカレーターはあるのですが、今後の課題ですね。 ...と思ったら中野サンプラザは2020年ぐらいに解体してしまうのだそうで、これから6年間、ご高齢のファンの皆様は頑張っていただきたいです。
セットリストはおなじみの曲メインですが、「Out Of Limits」「Penetration」「Telstar」と、宇宙ものを一気にプレイしてくれたのが嬉しかったです。それぞれ個別にプレイすることはあっても、3曲を同じライヴで見れるのはそんなにないような気がするのですが、「そんなのしょっちゅうやってるよ」と言われるかも知れないので、僕のような若輩は小さな声で言っておきます。
拙ブログ的にベンチャーズのCDで一番おすすめしたいのが、その3曲が入っている『THE VENTURES IN SPACE』と『THE VENTURES PLAY TELSTAR』をカップリングしたやつです。他にも『トワイライト・ゾーン』テーマ曲とかをやっていて、宇宙を表現するためにシンセを導入したり、何だかおかしなことになっています。 ちなみに『SUPER PSYCHEDELICS』もファズ・ギターやシタールを取り入れて、「Strawberry Fields Forever」をカヴァーしたりもしていますが、意外と“スーパー・サイケデリック”というほどでもなく、初めて聴いたときは少し肩すかしでした。このユルさがツボに入ると、実に心地よいのですが、このへんのベストを押さえてからでも良い気がします。
なお来日前に書いたヤマハサイトコラム記事もよろしくお願いします。