OM / Al Cisnerosダブ物連発


OM / SLEEPのアル・シスネロスが最近なんだかダブに凝っていて、ダブ・シングルを大量に出しています。大量といっても5枚ですが。
OM名義の"ADVAITIC DUBPLATE"シリーズは、最新アルバム『ADVAITIC SONGS』からの曲をイギリスのダブ/レゲエ・デュオALPHA & OMEGAがリミックスした12"二部作です。 まず3月に第1弾『ADDIS DUBPLATE』がDrag Cityから出ました。「Addis」をダブ・ミックスしていて、東洋っぽさが少し抜けてジャマイカっぽさが加わったような感じです。AB面あわせて12分ぐらいでしょうか。 続いて5月には第2弾『GETHSEMANE DUBPLATE』が出るそうです。こちらはそれぞれの曲が10分半なので、21分飛べます。
さらにソロ名義で7"が2種類出ました。アルの自主レーベルSinai Recordsから出されたもので、両盤ともタメとエコーの効いたダブ物。去年出た第1弾「Dismas b/w Version」はヴォイスとギターが入っていたものの、今年出た第2弾「Teresa Of Avila b/w Levitation Dub」はそれがなく、ひたすらチルな仕上がり。気分よく寝れます。Holy Mountain Recordsの紹介によると、"ツンツン頭の人たちがVON MORITZ TRIOのアルバムを買いたくなる飾り気のないリズム"とのことです(←MORITZ VON OSWALD TRIOのことですよね?)。 ジャマイカ盤7"を意識しているのか、白ジャケで盤のレーベルもシンプル極まりないものです。
6月にはさらにソロ名義でDrag Cityから10"「Ark Procession b/w Jericho」が出るそうです。
『ADVAITIC SONGS』ではヘヴィ・ロックから一歩解脱した音楽性を聴かせたOMですが、今回の一連のリリースがどう影響していくか、興味が尽きないところです。