MOSS: HORRIBLE NIGHT


MOSSのニュー・アルバム『HORRIBLE NIGHT』を聴きました。 MOSSといえば過去の作品ではあまりにドゥーム過ぎてリフの輪郭がなくなって、ドローンの塊みたいになってしまうのが最高だったのですが、今回はかなりまとまりを感じさせる曲作りをしていて、54分に全6曲も入っています。ただ、だからといってセルアウトしたわけでなく、1曲目「Horrible Nights」からして途中から発狂して地獄からの呻き声とドゥーム・リフがすべてを覆います。ELECTRIC WIZARDと共にブリティッシュ・ドゥームの担い手として十分以上の殺傷力と悪意と障気を感じさせる作品で、こういうバンドが売れるようになったら世界は終わります。みんなで大音量で聴いて、最も悲惨で陰鬱な形で世界を終わらせましょう。 アートワークを手がけるリューベン・ソーヤーはDEAFHEAVENの『ROADS TO JUDAH』も描いていましたね。

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こないだ聴いたTHE STROKESの「Tap Out」がとんだヘタレソングだったわけですが、それに対してDROWNING POOLの「One Finger One Fist」は「1本の指と拳!俺はどんな状況からでも這い出す!俺にはワンツーパンチがある!どんな戦いからでも勝ち抜いて見せる!」という素晴らしい歌詞でした。いつもヴォーカリストの名前を覚える前に交替してしまうDROWNING POOLですが、新作『RESILIENCE』はやっぱり最高です。

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ドン・コスカレリの映画『John Dies At The End』、先日見た際にかなり衝撃を受けたのですが、日本では『クリーチャーズ 異次元からの侵略者』(´_`)という投げやりなタイトルでDVDスルーだそうです。ええ〜