コズモポリス

デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作『コズモポリス』を見ました。4月に日本公開。
『トワイライト・サーガ』でエモイケメン吸血鬼だったロバート・パティンソン主演で、前半はリムジン内を中心に淡々とストーリーが進むので、クローネンバーグらしくないかな?という気にさせますが、じわじわと"らしさ"が染み出てきます。傑作揃いのクローネンバーグ、前作『危険なメソッド』でも新機軸を切り開いていましたが、今回も斬新で、それでいて"主人公がどうしようもない状態に陥っているのにある意味ハッピーエンド"なのがいかにもクローネンバーグらしいです。
登場人物の一人がブチキレる時に"Korean panic attack"という表現が使われています。英語圏でも火病は有名なのですね。