ガンマン大連合


映画『ガンマン大連合』をDVDで見ました。僕が見たのはアメリカ盤DVDですが、日本盤DVDは吹き替えが入っているようです。
邦題に反してあまりガンマンが大連合しないような気がしますが、主演がフランコ・ネロとトーマス・ミリアン!悪役がジャック・パランス!監督がセルジオ・コルブッチ!音楽がエンニオ・モリコーネ!と、スタッフは大連合です。原題・テーマ曲が「Vamos A Matar, Companeros! 殺ったろうぜ、同志よ!」と物騒なタイトルですが、高揚感があって元気が出る名曲です。
メキシコ革命を舞台に、スウェーデン人の武器商人ペンギン(ネロ)とメキシコの若者ヴァスコ(ミリアン)が穏健派、武闘派、正規軍の三つどもえ抗争を舞台に活躍、ペンギンに恨みを抱くジョン(パランス)が暗躍します。
男の友情、バイオレンス、復讐、銃撃戦、愛、爆発など盛り沢山で、ギャグもあって深刻になり過ぎません。棺桶を引き摺るシーンやガトリング銃をぶっ放す、思わずニヤリなシーンも。
今まで見たことがなかったのがもったいない傑作でした。姉妹編といわれる『豹/ジャガー』も見たいと思います。
DVD特典ドキュメンタリーによると、ヴァスコというのはスペイン語でベレー帽を意味していて、ミリアンはベレー帽の向きによって感情を表現しているそうです。
また、テーマ曲はグレゴリオ聖歌のコード進行を基にしているとのこと。
なお、サントラ盤CDを出しているのはTHE ROLLING STONESとかゲイリー・ムーアとかTHORとかWRATHCHILDでおなじみのワード・レコーズさんです。