メランコリア


映画『メランコリア』を見ました。2月17日公開。感想は後ほど。
ラース・フォン・トリアー監督がカンヌで「ヒトラー共感」宣言して話題になった作品ですが、そんな話題性を抜きにしても、とても良かったです。前作『アンチクライスト』(超名作)ほどアグレッシヴで派手ではないものの、やはり脳が刺激を受けます。
妖星メランコリアが地球に接近する中、キルスティン・ダンストがすごく嫌な女です。結婚式に遅刻して披露宴の途中で昼寝して参列客とハメたり一気飲みして、みんな呆れて去ってしまいます。姉役でシャルロット・ゲンズブールが『アンチクライスト』に続いて出演していますが、今回はむしろ妹を気遣う側です。
キルスティン・ダンストのオフェリアコスプレとか、最後のティーピーみたいな"マジック・サークル"など、よく判らないシンボリズムが幾つかあるので、DVDでコメンタリー付きでも見たいです。
音楽は全編ワグナー『トリスタンとイゾルデ』が使われていますが、『トリスタンとイゾルデ』というと『アンダルシアの犬』も思い出しますね。