ヒューゴの不思議な発明【軽度のネタバレ】

『ヒューゴの不思議な発明』を見ました。スコセッシ監督で1931年のパリが舞台で3D映画です。来年3月上旬日本公開予定。
主人公が駅の時計台に隠れ住んでいるというシチュエーションは『のぞき魔!バッド・ロナルド/十代の異常な欲望』とか『オペラ座の怪人』を思わせる気もしますが、ストーリーは全然違っていました。
ネタバレですが、この映画の本当の主人公はジョルジュ・メリエスです。で、タイトルに反して、ヒューゴは特に何も発明しません。サシャ・バロン・コーエンが駅の公安官として登場しますが、彼が惚れた花屋の娘が「私の兄も死んだの。ヴェルダンで」と言います。
あと、ジョニー・デップにとても似た人がジャンゴ・ラインハルトらしきジプシー系ギタリストの役でちょっと出てきますが、それはジョニー・デップではなく、エミル・ラガーだそうです。ジャンゴ・ラインハルトなのに指が全部揃っているので、いずれIMDBのGoofsとかに載るかも知れません。
ところでメリエスといえば、まだ良かった頃のTHE SMASHING PUMPKINS「Tonight Tonight」で『月世界旅行』へのオマージュをやっていますね。