ロンドンからイングランド各地に暴動が拡がって、大変なことになっています。僕が実際に行ったことがあるのはCamden / Chalk FarmとBrixton、Islington、Croydonぐらいですが、Clapham JunctionとかHackneyとかは近所を通過したりして、少し馴染みがある地域です。
都心については8月8日にBlackberryメッセンジャーの同報メールで「午後9時にOxford Circusに集まろうぜ!」というメッセージが流れましたが、警官隊が厳重な警備にあたったため、大事には至らなかったそうです。今年3月にも政府の経費削減に対するデモ群衆が暴徒化し、Fortnum & Mason本店を占拠したりしましたが、今回は大丈夫でした。
しかしEnfieldにあるSony DADCの倉庫が焼き討ちされたことで、PIAS UKが配給するインディーズ系150レーベルの在庫CD/レコードが燃えてしまったそうです。XL、SubPop、4ADなどだけでなく、これで命運を絶たれてしまう零細インディーズも多そうです。Nuclear BlastやRekords Rekordsの在庫も被害に遭ったそうです。
ニュースを見ていると、暴動を起こしているのはまるで戯画化されたような低所得者層で、暴動が起こっている地域も絵に描いたようなワーキング・クラス&移民エリアで、あまりにステレオタイプ過ぎて何か裏に陰謀があるのではないかと思ってしまうのですが。