I'll Be Your Mirror @新木場スタジオコースト

GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR / DIRTY THREE / FUCK BUTTONS / AUTOLUX / Boris / BOREDOMS
『All Tomorrow's Parties』が日本初上陸。いかにも外国人が好きそうな日本のアーティストが並びますが、実際に外国人が選んだそうです。ヒット・シングルがなくて一緒に歌えなくて踊れないタイプのバンドばかりで、ソールドアウトと発表されても事前にはピンと来ませんでしたが、本当に満員!
トップバッターBOREDOMSは6人のドラムスを従えて登場。全身から「何かが起ころうとしている」感を発散して、このイベントがただのライヴではない、何かとてもスペシャルなものだと宣言します。
Borisは新作発売前で、昔の曲メインに新曲が1曲。最初が「Farewell」。2曲目の新曲「フレア」で退出していく観客の数が凄かったです。あんたらそんなにアニソンが嫌いか?それでも演奏自体は良いもので、最後「  」でかなり観客のノリもリカバリーしていました。「フレア」はある日突然変なことを始めたわけではなく、3曲目「Statement」とスムーズに連なっていたのが面白かったです。
GODSPEED YOU! BLACK EMPERORはタイムテーブルだと2時間枠になっていて、誤植かと思ったら本当に125分間やりましたが、緩急をつけた展開で長く感じさせませんでした。とはいえ後半になると終電を気にするのか飽きたのか、帰って行く観客がけっこういました。
屋外のセカンド・ステージでは灰野敬二、ENVY、MELT BANANAという、これまた外国人が好きそうな日本人勢。『Independence D』でもそうだったけど、ここは観客がたくさん入るとステージが全然見えなくなるし、メイン・ステージの合間に覗いても最後列で音だけ聴くはめになるので、ばっさり切り捨ててメイン・ステージに専念しました。
1430〜23時過ぎの8時間半、音楽に深く沈み込んで超楽しかったです。

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THE HEADS公式サイトで限定盤CD『RELAXED REHEARSAL TAPES』が発売になりました。
去年『RELAXING WITH THE HEADS』の2枚組CDリイシューが実現しましたが、ファンジン『Optical Sounds』のTHE HEADS特集を読んでいたら、『EVERYBODY KNOWS WE GOT NOWHERE』3枚組CD!と『UNDER SIDED』2枚組CDリイシューが計画されているそうです。後者にはピール・セッション音源も入れるとのこと。いつになるか判りませんが、楽しみです。