WINO: ADRIFT


ドゥーム神スコット"ワイノ"ワインリックのアコースティック・アルバム『ADRIFT』を聴きました。極厚ドゥーム・リフがなくても、ワイノの声はドスが効いていて、申し分なく"ヘヴィ"な作品でした。アコースティックといってもエレクトリックなギター・ソロも入っています。MOTORHEADの「Iron Horse」とSAVOY BROWNの「Shot In The Head」も演っています。
CD限定1,000枚は木箱入り(我が家のは#358)。"初回限定木箱入り"だそうなので、もしかしたらアマゾン入荷分も木箱入りかも知れません。以前にもこういうのがあったなあと思ったら、リリース元のExile On Mainstream Recordsは以前THE HIDDEN HAND / WOOLY MAMMOTHのスプリット『NIGHT LETTERS』木箱も出していたのでした。
ワイノといえば、先日リリースされた『LIVE AT ROADBURN 2009』も強烈でした。こちらはもちろん全編エレクトリック・ドゥームで、ソロ作『PUNCTUATED EQUILIBRIUM』からの曲に加えて、THE OBSESSED、SPIRIT CARAVAN、THE HIDDEN HANDの曲もプレイするベスト・オブ・ワイノ。SAINT VITUSの曲は、同時進行で再結成プロジェクトをやっていたせいか、それとも「自分の音楽じゃない」という意識があるためか、演っていませんが、そんな文句を言わせない極濃ドゥーム・ロックです。
Roadburnでのライヴでは、こないだ出たNEUROSISの『LIVE AT ROADBURN 2007』がかなり神でした。特に後半、「Water Is Not Enough」とラスト「The Doorway」は宗教的体験ですらあります。CHURCH OF MISERYEARTHLESSTHE HEADSのライヴ盤も最高だったし、Roadburnはいずれ行かねばなりますまい。

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12月のイギリスAll Tomorrow's Parties(キュレーター:GODSPEED YOU BLACK EMPEROR!)、出演者がTHROBBING GRISTLE、NEUROSIS、アル・ヤンコビック灰野敬二シャルルマーニュ・パレスティン他だそうです。凄い。