NADJA: THAUMOGENESIS 2LP + CD


NADJA『THAUMOGENESIS』アナログ盤が出ました(Important Records imprec273)。和アマゾンだとCD再発盤のピンクジャケになっていますが、実際にはCDオリジナル盤と同様の青ジャケです。
アナログ盤で音圧は申し分ないのですが、最大のデメリットはトータル62分1曲が3分割されてしまっていること。やはり一気に聴きたいです。
しかしタイトル曲に加え、ジェイムズ・プロトキンによるリミックスをアナログD面に収録しているのが目玉その1。本編の延長線上にあるトラックで、せっかくリミックスするんだからもっと無茶苦茶にぶち壊しても良かったのにという気もしますが、本編の世界観の続きをさらに20分ぐらい楽しめるという点では嬉しいです。
あと目玉その2は、2009年2月6日、ラトビアのリガEduarda Smiļģa Teātra(E. Smilgis' Theatre Museum)でのライヴ全41分を収めたCDが付いてくること。ライヴといっても観客の声援とかは入っておらず、ヘヴィさよりもアトモスフェリックな要素を重視した演奏なので、あまりライヴ感はなく、彼らの"作品"然としています。
セルドン・ハントによるジャケット・アートワークは、やはり12インチ大だと迫力があります。1,000セット限定で、そのうち300セットはLP-1がクリアー盤、LP-2がクリアーイエロー盤です。
このアナログ盤は、既にある程度NADJAの作品を押さえていて、プロトキン・リミックスとライヴCDが欲しい人向け。これから『THAUMOGENESIS』の世界に触れようとする方は、こちらよりも日本盤CD2枚組をおすすめします。
メモ。ラトビアでのNADJAインタビュー。