CATHEDRAL: THE GUESSING GAME

CATHEDRALの新作『THE GUESSING GAME』を聴きました。ここ数作が初期と較べるとパワーダウンで、しかも5年近くご無沙汰という状態のため、もう終わったのではないかと不安だったのですが、えらく良いですよ!
アルバムは2枚組で、長い曲が多いです。イントロに続く「Funeral Of Dreams」からしドゥーム・メタルとイタリアン・ダーク・メタルを融合させた8分半の面妖な曲。それ以降も1曲の中に起承転結の旅路があるプログレッシヴかつ怪しげな曲が続きます。「Cats, Incence, Candles & Wine」の曲展開とメロディの逸脱ぶりも見事に怪しいです。「The Running Man」は「21st Century Schizoid Man」風の硬質リフが8分半を経て徐々に崩壊していきます。
タイトル曲「The Guessing Game」は3分のインストで、メロトロンとフルート(あるいはそのサンプリング)が英国叙情垂れ流しです。
でも怪しげな曲ばかりではなく、「Casket Chasers」は「Hopkins」を思わせるアップテンポのメタル・ナンバーです。あと「Requiem For The Voiceless」は正調ドゥーム・メタル
これまで『CARNIVAL BIZZARE』の「Night Of The Seagulls」、『ENDTYME』の「Templars Arise!」で『エルゾンビ』大好きっ子ぶりを露わにしてきた彼らですが、今回は『エルゾンビIII/死霊船大虐殺』を歌った「Ghost Galleon」!どれだけ好きなんだ!
ラスト「Journey Into Jade」はバンドの20年の軌跡をたどる曲。紆余曲折の道程を描いた10分半の叙事詩がオールド・ファンを泣かせます。
もちろん懐古に終始するわけでなく、時代を超えたユニークな音を作っていて素晴らしいです。
アルバム発表を記念して、サイトのCATHEDRALコーナーの更新もしていきたいです。

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