ロビンとマリアン

リドリー・スコット版『ロビン・フッド』がなんだか重厚な史劇めかしていて、というか『グラディエイター』っぽくて、なんか微妙です。エロール・フリン『ロビン・フッドの冒険』が大傑作すぎて、同じ路線でやってもうまく行かないのは判りきっているので仕方ないですが。でもまあ、とりあえずそれに備えて『ロビンとマリアン』をDVDで見ました。まだ見ていなかったのです。1976年作品。
十字軍に参戦していたロビン・フッドショーン・コネリー)ですが、仕えていたリチャード1世リチャード・ハリス)が死んだため、シャーウッドの森に戻ってきます。もうおっさんになっていて、かつての恋人マリアン(オードリー・ヘップバーン)もおばさんになっています。二人は静かに余生を過ごそうとしますが、義賊ロビン・フッドの名前はあまりに広がっていて、社会に不満のある平民たちが次々と集まってしまい、結局悪代官(ロバート・ショウ)との戦いに臨むことになるのでした。
かなり地味な作りですが、じんわり良いです。70年代のショーン・コネリーの非007映画は好きなものが多いです。『大列車強盗』『未来惑星ザルドス』『オリエント急行殺人事件』あと80年代だけど『アウトランド』とか。『遠すぎた橋』『メテオ』もけっこう好きです。悪いか。