真説タイガーマスク


『真説タイガーマスク』をDVDで見ました。言っとくけど、これも仕事なんだよ!2005年製作。那須博之監督はしばしばデビルマンの呪いで亡くなったと書かれますが、タイガーマスクの呪いもあったのかも知れません。
デビルマン』にしても『真説タイガーマスク』にしても、原作者の永井豪初代タイガーマスクなど直接の関係者が顔を出していて、本来の順番からすると那須監督よりも彼らの方に呪いがかかっておかしくない気もしますが。
タイガーマスクを演じるのは船木誠勝。相変わらず陰にこもった演技で、陰にこもった空中殺法、陰にこもったタイガースピン、陰にこもったサマーソルトキック、陰にこもったフィンタ・デ・レギレテを見せます。トペは失敗していません。
主役のスポーツライター哀川翔で、タイガーを支えるコーチが佐山聡、プロレス協会の会長が真樹日佐夫、対戦相手のライオンマンが木村浩一郎、あとジョニー大倉とか大日本プロレス勢が出てきます。ネクロ・ブッチャーはこの映画にもミッキー・ロークの『レスラー』にも出ていて、世界のプロレス映画界を股にかけています。
あと、特に“真説”ではないと思います。
佐山コーチの娘が酔っぱらって、船木と一緒に帰るとき、阿佐ヶ谷パールセンターを通っていきます。