シャーロック・ホームズ

マドンナに捨てられたガイ・リッチー監督の映画『シャーロック・ホームズ』を見ました。3月12日全国ロードショー。ホームズがロバート・ダウニーJrでワトソンがジュード・ロウ
ホームズが黒魔術秘密結社と戦います。シャーロキアンの人たち(シャーロック・ホームズで『磯野家の謎』ごっこをする連中)はなんじゃそりゃと言っているかも知れませんが、正典でもKKKとかモルモン教と戦っているので、さほど問題はないような気もします。
正典ではホームズがバリツという武道の達人だという設定になっていて、1990年代にバリツ=ヴァーリ・トゥードではないか?という説を誰だったかが唱えましたが、今回はその説をとっていて、ホームズが敵の巨漢フランス人用心棒に腕ひしぎをかけたりします。映画の舞台が1891年で、まだ前田光世はブラジルに渡っていないとか、そういうことは気にしてはいけません。
ところでロンドンの国会議事堂からタワー・ブリッジって徒歩で行くにはけっこう遠いですよね?
あと、30年以上ずっとレストレード警部だと思っていた人がレストラード警部だということを初めて知りました!
ホームズ映画の決定版などというものは存在しないので、『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』とか『名探偵ホームズ/黒馬車の影』(ノベライズ本!)とかと同列に考えれば面白い1本だと思います。