Bang Rajan: The Legend Of The Village Warriors
2000年作品。IMDB
1765〜66年、アユタヤ王国はビルマ王国による侵略の影に怯えていたのですが、強力な軍備を誇るビルマ軍の攻撃を8度にわたって撥ねつけていたのがバンラジャン村の数百人の勇士たちでした。彼らはパンツ一丁で勇猛果敢に戦いますが、最後には力及ばず全滅...という、史実にのっとったストーリーです。槍や矢でブスッと貫かれたり刀で斬首されたりして、要するに『300』と『アポカリプト』を合わせたような映画ですが、その両作よりもずっと前に作られたもの。勇士たちが村人たちを一丸にたばねて戦いに赴くというのは『七人の侍』っぽいかも知れません。合戦シーンも迫力があり、嫌味でない程度でCGも使っていたり、タイ語が判らないまでも勇士たちの故郷と仲間への愛と忠誠がひしひしと伝わってきて、とても良かったです。
なおバンラジャン村が落ちてから1年もしないうちに、アユタヤ王国はビルマの支配下に落ちてしまうのでした。