ALICE IN CHAINS: BLACK GIVES WAY TO BLUE


帰宅してALICE IN CHAINSの新作『BLACK GIVES WAY TO BLUE』を聴いたわけですが、この複雑というかやるせない気分、どうすればいいのでしょうか。いや彼らが自分自身へのトリビュート・バンドになったことはウドー・ミュージック・フェスティバル、それから先行で公開された「Check My Brain」で判りきっていたことなのですが、この完成度の高さ、曲の良さ、しかしどうも突き抜けないカタルシスの無さに、どよんとした所在無さを感じさせられます。これでいいのか...?と。
しかしALICE IN CHAINSはいつだってカタルシスの無いバンドだったのであり、超かっこいい「Them Bones」とか「Again」にしても救いの無さが漂っていたので、今回のアルバムも"ALICE IN CHAINSの作品"として極めて正しいのかも知れません。
そういえば何年か前、〆切に追われて超てんぱっている時に「Sludge Factory」を聴いたらゲロを吐いた思い出があります。この曲が入った3作目、輸入盤だと新品890円 (´Д`) 100万円の価値があるので、聴いていない人はぜひ聴きましょう。