鷲は舞い降りた

DVDで『鷲は舞い降りた』を見ました。1976年公開。ジョン・スタージェス監督。原題The Eagle Has LandedはSAXONのライヴ・アルバム『暴走ライヴ』でも有名ですね。ムッソリーニ奪回作戦に成功したヒトラーが「これだったらチャーチル誘拐も出来るじゃん!」と思い立ちます。マイケル・ケインドナルド・サザーランドロバート・デュヴァルなど濃ゆいおっさん達(今と較べるとえらく若いですが、既に十分おっさんです)がイギリスののどかな田舎町を舞台に活躍。さらにドナルド・プレザンスヒムラーです。ジャック・ヒギンスの原作にある心理描写とかをバサッとカットしすぎではありますが、躊躇なく前に進んでいくおっさん魂に惚れます。というかおっさん達が濃ゆすぎて、いちおう女性も出演するのですが、全然記憶に残りません。
しかし70年代のドナルド・サザーランドは充実しまくりですね。『赤い影』では本当にやってるんじゃないか説すら流れたセックスシーン、『SFボディ・スナッチャ−』ラストのカァーッ!も素晴らしいし、『大列車強盗』でのショーン・コネリーの相棒役も最高です。『針の眼』でもナチ役をやっていますが、『鷲は舞い降りた』ではナチシンパのIRA役と、同じナチでもまったく異なったキャラを演じています。
ところで6月27日発売の雑誌TONE8月号ではさりげなく『赤い影』ネタを忍ばせているので、ぜひぜひチェキしてみてください。さらに『GLASTONBURY FAYRE』収録のHAWKWIND音源についてのネタも。