宇宙戦争

1953年版『宇宙戦争』DVD、数年前に購入したやつが押し入れの奥から出てきました。例によって、買って安心してそのまま放置してたやつ。
今見ても素晴らしい映画だということは書くまでもないですが、この"スペシャル・コレクターズ・エディション"にはいろいろオマケが入っていて楽しいです。1938年のハロウィンの日にオーソン・ウェルズがパーソナリティを務めて全米をパニックの渦に叩き込んだ伝説のラジオ特番が収録されているのに加え、本編の副音声コメンタリーでジョー・ダンテSF映画小道具コレクターのボブ・バーンズ、50年代SF映画マニアのビル・ウォーレンという3人が全編ヲタトークかましていて凄いです。『宇宙戦争』は1925年に映画化が計画されていたけど頓挫、30年代にアルフレッド・ヒッチコックが映画化をもくろんで原作者のH.G.ウェルズ本人に直談判するも実現せず、『戦艦ポチョムキン』のセルゲイ・エイゼンシュタインが監督する可能性もあったそうです。さらにオーソン・ウェルズにもオファーがいったけど、"ミスター宇宙戦争"というイメージが固定するのを嫌って断ったのだとか。さらに後半を3-Dにする計画もあり、火星人を原爆攻撃をするシーンで登場人物たちがゴーグルをかけるのと同時に観客も3-Dメガネをかけるようにしようと考えていたのだそうです。
出演者による副音声コメンタリーも収録されていますが、まだ聴いていません。
ところでオーソン・ウェルズのラジオ版『宇宙戦争』はQUEEN「Radio Ga Ga」の歌詞でも言及されていますね。