An American Crime

『JUNO ジュノ』の妊娠ギャル、エレン・ペイジがシルヴィア・ライケンスを演じて拷問死する映画を見ました。ジャック・ケッチャム原作の『隣の家の少女』と似たような時期に映画化です。
実際の裁判記録に基づいて映画化したそうですが、やっぱりウンコは食べません。ぃゃ別にウンコ食べるだけがエクストリームな表現だとは言わないけど、直接的なバイオレンス描写も乳首も出てこないのはヌル過ぎです。エレン・ペイジの乳首を見れてもそんなに嬉しくないですが、この映画のシチュエーションで乳首を出さないのはダメでしょ。だったら最初から受けなきゃよかったのに!マンコにコーラ瓶を入れるシーンはありますが、当然見せていません。「抑えが効いている」というフォローは通用しません。
拷問鬼おばさんに妙に同情的なのもちょっとねぇ。
裁判記録に基づいて作って、時系列順に撮影して、わざわざ栄養失調にまでなるというリアリズムを追求したくせに、シルヴィアが死ぬところは妙にアートだぴょん的手法を使っているのもいかがなものかと。
そんな不満だらけの『An American Crime』ですが、『JUNO ジュノ』で感動しました!というような観客層にシルヴィア・ライケンス事件のことを知らしめ、イヤーな気分にさせる役割はそれなりに果たしているので、あたし単館映画好きなんですぅ系ギャルをターゲットに日本公開してもらいたいです。「かなわなかった愛のゆくえはいずこ...」みたいな変なキャッチコピーつけて。