LOU REED METAL MACHINE MUSIC PERFORMED BY ZEITKRATZER LIVE

ルー・リード『METAL MACHINE MUSIC』をドイツのノイズ室内楽団ZEITKRATZERが2002年3月17日、ベルリンでライヴ演奏した音源と映像を収録したCD/DVDを購入しました。今年9月に発売されたみたいです。
ZEITKRATZERはメルツバウとか灰野敬二とかジム・オルークとかとも共演している楽団(バイオリンとかチェロとかトランペットとかサックスとか)で、本作でも第三楽章で登場するルー・リードの轟音ノイズ・ギターとコラボしていて、超かっこいいです。
DVDにはルー・リードのインタビューも入っていて、『METAL MACHINE MUSIC』の続編を2003年の『THE RAVEN』の「Fire Music」という曲でやってるんだよんと言っているので、そんな曲あったっけ?と思って聴き返してみたら、入っていません。
普及盤でなく限定2枚組にしか入っていないそうです。
一応アマゾンで試聴できるし、売り切れだけど外部業者から買えるので、今更ながら押さえておきました。
ところで『THE RAVEN』はエドガー・アラン・ポーねたのアルバムな訳ですが、プロデューサーのハル・ウィルナーは1997年にもいろんな人がポーの詩を朗読するポエトリー・リーディング・アルバム『CLOSED ON ACCOUNT OF RABIES』をプロデュースしていますね。

ジェフ・バックリーとかDr.ジョンとかイギー・ポップとかマリアンヌ・フェイスフルとかディアマンダ・ガラスとかデボラ・ハリーとかクリトファー・ウォーケンとかガブリエル・バーンとか、濃いメンツが朗読していて凄く良いアルバムです。英語が判らなくても、雰囲気だけでかなり楽しめます。
そういやポーの詩に「The Conqueror Worm」というのがありますが、映画『ウィッチファインダー・ジェネラル』のアメリカ公開タイトルが『Edgar Allan Poe's Conqueror Worm』で、最初と最後にポーの詩を入れていました。音楽スコアも差し替えられています。

CATHEDRALやSAXONが曲を捧げているし、同名のNWOBHMバンドも重要なので、ぜひ映画も見ておきましょう。
WITCHFINDER GENERALのシングル&ライヴ音源集『BURIED AMONGST THE RUINS』、遂に出たようですね。聴かねば!