JULIAN COPE: Japrocksampler続き

ジュリアン・コープの日本ロック本『JAPROCKSAMPLER』を読み進めています。第5章「Come Together 1969」はニュー・ロックの誕生についての入魂の章で、ノリノリで書いているのが窺えます。
しかし「はっぴいえんどGAROのような堅物なMORのキャロル・キングもどきのソフト・バラード・ロック」(p144)と一言で片付けたり、"日本語ロック論争"などには関心がないっぽいですね。英語圏の人なので無理はないのですが。
その一方でウォッカ・コリンズのことも「超マヌケなポップ・シーンを率いた」(p159)と手厳しいです。Man's RuinからCD再発されたりもしたので外人ウケが良いのかとも持っていたのになぁ。THE LEADも一度だけ言及されるけど、アラン・メリルは名前すら出てきません。