THE HEAD CAT: LIVE - ROCKIN' THE CAT CLUB

THE HEAD CAT

先日のSPARKSの前座は菊地成孔野宮真貴の"僕たち私たちが輝いていた80sカラオケレパートリーで盛り上がろうよ大会"というイモ臭くクソださい腐れ田舎猿芝居で、極めて不愉快な思いをさせられましたが、このDVDで見られるレミーとスリム・ジム・ファントムの"僕たち私たちが輝いていた50sカラオケレパートリーで盛り上がろうよ大会"は何故こうまでかっこいいのでしょうか。
50sナンバーといってもレミーが歌っているのでMOTORHEADと似たような感じです(アコギ弾いてるけど)。最高すぎで死にます。しかも値段はCD以下。
「The next song is by Eddie Cochran - unfortunately he's dead!」というMCにも痺れます。
オマケのレミー&スリム・ジムのインタビューも一言一言がキメになっているし、ダニー・B・ハーヴェイの初期STRAY CATSとの関わりなども興味深いです。
菊池某と野宮某のライヴ(とすら言いたくない代物)がおっさんおばさんの後ろ向きなぬるま湯懐古趣味だったのに対し、こっちは21世紀の若い音楽リスナーにベクトルを向けて、アグレッシヴに殴り込みをかけているという点が一番の違いなのでしょうな。本人たちにはそんな意識はないのかも知れないけど。