NOOTHGRUSH: ERODE THE PERSON

ERODE THE PERSON

アメリカの地獄系スラッジコア・バンド、NOOTHGRUSHのディスコグラフィーCD第二弾『ERODE THE PERSON』が遂に出ました。
バンドが解散したのが2001年春で、そのちょい後に第一弾『FAILING EARLY, FAILING OFTEN』がSlap-a-Hamから出たので、約5年ぶりです。
当初Blackmetal.comが出すと告知されて、それからSouthern Lordが出すはずだったのが立ち消えになっていましたが、結局スペインのThrone Recordsから出ることに。えらい!
日本人ドラマーのヌカガ・チヨが在籍していたこと、『スター・ウォーズ』ヲタでやたらと「Jundland Wastes」「Dianoga」「Sith」などという曲を書いていたことで知られる彼らですが、本作はWELLINGTONとのスプリット、CAROL ANNとのスプリット、CORRUPTEDとのスプリット、GASPとのスプリット、SUPPRESSIONとのスプリットになるはずだった未発表音源、1999年ツアーで販売されたCDの音源に未発表曲を加えた構成。
『FAILING EARLY〜』よりさらに地獄度アップした内容で、「Draize」「Erode The Person」は10分オーバーの殺戮スラッジです。
シングルでちまちま聴くより、CDで一気聴きすることによって殺傷力がさらに高まります。おすすめ。
ちなみにThrone RecordsはMONARCHやMOHOなどの新作を出すのに加え、CATHEDRAL、GRIEF、CORRUPTEDなどのアナログ再発を行っている要注目レーベルですよ。MONARCHの新作『SPEAK OF THE SEA』もほどよく地獄していて良いです。