SUNN O))) / BORIS / WIGET-LENSKI @ANCIEN BELGIQUE

Domino Festival


4月9日〜16日にわたって行われる『Domino Festival』初日。
他の日にはMOGWAI,BATTLES、VASHTI BUNYANWE ARE SCIENTISTSなどが出ました。
ポスト・ロックと呼ばれるアーティストが少なくないフェスゆえ、スノッブなイベントになったらどうしよう...( ´・ω・`)?と思っていましたが、この日がヨーロッパ・ツアー初日となるBORISが『PINK』からのストレートなハード・ロックンロールを含めた大文字小文字混合型ライヴで、良い意味でいきなりその場の空気をぶち壊してくれました。
『PINK』をぶっ続けで流し続けるブースもあったりして、認知度・注目度の高さを窺わせました。
で、SUNN O)))はギターレスで三人がムーグを演奏するという特別編成。
全員が僧衣を身にまとい、ドライアイスがステージ全体を包みます。
ジュリアン・コープ北欧神話オーディンがどうとかのスポークンワード。
そしてBORISのアツオ氏(もちろん僧衣)が銅鑼を乱打、キエーッ!と絶叫、クラウドサーフィンしながら会場を一周していました。
その間、80分間ズズズーーンという重低音ヘヴィ・ドローンが続きます。
新たなコードを弾くたびに腕を天に突き上げてから鍵盤を弾く大仰さ。
『BLACK ONE』を聴いたときにも感じたことですが、妥協のないサウンドとショーアップされた部分を融合させてエンターテインメントに昇華させる手腕は本当に素晴らしいです。
もちろんピュアな人にとってはそんな"楽しさ"が邪魔に感じられるかも知れませんが。
今回は特別版ライヴでしたが、ぜひギターによる通常版ライヴも近々見てみたいです!
なお一番最初に出てきたWIGET/LENSKIはチェロのデュオで、キキーというノイズとエレクトロニクスが交錯するサウンドは予想以上に普通に音楽していました。
で、SUNN O)))の当日のライヴとリハ、インタビューはここで見ることが出来ます。
borisの『目をそらした瞬間2』と『3』が物販で売られていました。もちろんゲットしました。