THE FOUR FEATHERS

四枚の羽根

1929年制作の映画『四枚の羽根』を見ました。
何度か映画化されていて、最近『サハラに舞う羽根』として公開されましたね。
今日見たのはメリアン・C・クーパーとアーネスト・シェードザックが監督、ヒロインがフェイ・レイという、『キング・コング』人脈のヴァージョンです。
フェイ・レイは最初と最後、ちょっとずつしか出てきませんが。
戦争に行くことと拒絶して"臆病者の証"である白い羽根を三人の友人とフェイ・レイから渡されたリチャード・アーレンが一念発起、スーダンに赴いて大冒険を繰り広げるという話です。
イギリス軍とスーダン土人軍団とのバトルも迫力があるのですが、さすが秘境物を得意とするクーパー&シェードザックだけあり、猿の群れが橋を渡ろうとして河に転落したり、カバの大群がドドドドドと河に雪崩れ込んでボートを転覆させるなど、素晴らしいアニマルシーンの連続です。
もちろん1時間半のサイレント作品ということでかなり疲れますが、最後のフェイ・レイのあつかましさも含め、十二分に楽しめました。
この1929年版はビデオ化・DVD化されておらず、公には見ることが出来ないのですが...