LAND OF THE DEAD
『ランド・オブ・ザ・デッド』を輸入盤DVDで見ました。
映画館で見ようと思っていたら、あっという間に終わってしまっていたのでした。
ゾンビ映画に階級闘争を交えているドラマが青春していて素敵です。
しかしデニス・ホッパーは何故あんなにあっさり地位を捨ててトンズラしようとするのか。
運転手も一人ゾンビがいた程度でホッパーを見捨てて逃げてしまったり、あきらめの良い人が多い気がします。
映画ドラマとしてもうじゅるうじゅる感や汗みどろ感が少ないです。
もちろん血や内臓はたっぷり出てくるし、たいへん面白い映画であることは確かですが。
しかし特典映像を見ると、ロメロゾンビ映画でもCGを使うようになったのですね。隔世の感があります。
背景を変えたり、ゾンビの群れを増やしたりするのはともかく、銃弾で頭がブバッというのもCGとは。
このところ「職業=ホラー映画カメオ出演」というトム・サヴィーニはこの映画にも出てきますが、今後特殊メイクの仕事はさらに減っていきそうです。残念ですが、それが時代の趨勢というものかも知れません。
(本人もリタイアしたつもりなのかも知れないけど)
あと特典映像として、BGMにあわせて血まみれシーンを編集したミュージック・ビデオというのも入っています。
なお『ランド・オブ・ザ・デッド』世界ではゾンビは「walker」(歩くから)「stench」(臭いから)と呼ばれています。
デニス・ホッパーが「ゾンビどもめ」と言っており、ロメロゾンビ映画で初めて「ゾンビ」という語句が使われているあたりも要チェック。