キングコング(1976年版)ヒロインについて

コング

1976年版『キングコング』のメイキング本『The Creation Of Dino De Laurentiis' King Kong』(Bruce Bahrenburg著)を斜め読みしていました。
出版元は映画会社パラマウントと同じGulf & Western系列のPocket Books、著者はラウレンティスのパブリシストという"公式本"なので、かなりヨイショが入っています。
で、この本には驚愕の事実が掲載されています。
ヒロインのドワン役には最初バーブラ・ストライサンドが予定されていたのですが、スケジュールが合わなくて却下。
続いて候補に挙がったのが、『スーパーマン』のレックス・ルーサーの愛人ことヴァレリー・ペリン
でも彼女はユニバーサル社(当時こっちも『キングコング』を作るはずだった)との契約があってNG。
それで白羽の矢が立ったのがベット・ミドラー
彼女もスケジュールが合わず、今度はシェールが候補になったそうです。
結局まったく無名のモデル(既婚)ジェシカ・ラングが抜擢されたわけですが、当初の候補たちの誰かが出演していたらどうなっていたか、想像するだに恐ろしいです。
この本、一応アマゾンで在庫あることになってるけど、まあ新品では無理でしょう。