シャイニングその3

この曲入りのベスト盤もあり

『シャイニング』サントラ盤で最も不満だったのはラスト、誰もいない舞踏会場に流れるRay Noble & Al Bowlly「Midnight, the Stars And You」が収録されていなかったことでした。
舞踏会のトイレで一瞬流れるHenry Hall and the Gleneagles Hotel Band「Home」より、こっちを入れて欲しかったのに。
1934年に録音されたこの曲は長いあいだCD化されておらず、キューブリック監督作品に使われた音楽をカヴァーした 『ミュージック・フロム・ザ・フィルムズ・オブ・スタンレー・キューブリック』 というCDでしか聴くことが出来ませんでした。
どこぞのオーケストラがカヴァーした非オリジナル・テイクばかりの準パチモン盤の中、なぜかこの曲のみオリジナルだったのです。
しかし『シャイニング』の雰囲気をイメージしたのか、勝手に変なエコーをかけていて嫌でした。
ちなみにこの曲を結婚式のBGMにどうしても使いたくて、前日まであちこち走り回ったのを覚えています。
結局見つからなくて、ビデオテープから録音して使いました。


ただこの曲、現在では 『In London 1930-34, Vol. 1: Midnight, The Stars and You』 というCDで聴くことが出来ます。


ちなみにこの「Midnight, the Stars And You」、『世界の車窓から』でも使われたそうです。
こちらの頭には完全に『シャイニング』のイメージが刷り込まれているので、スペインのカンフランのBGMといわれてもピンと来ないのですが。(^д^)ハハハ
http://jp.fujitsu.com/train/contents/spain_portugal/0922.html