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大顔連

仕事に煮詰まっているときはやっぱりヴィザージの「ナイト・トレイン」ですね。
というのは嘘です。仕事が煮詰まっているのは本当だけど。
ミッジ・ユーロの自伝『If I Was』が出て、買ってはみたものの、なかなか読めなくて泣いています。
エリック・クラプトンがブルースブレイカーズの『ハード・ロード』でプレイしていたなんて嘘っぴも書いてあるけど、そういう誤りをちゃんと認識しながら読めばすごく面白そうです。


ミッジ・ユーロつながりということもあって、仕事に煮詰まっているときはやっぱりヴィザージの「ナイト・トレイン」なのですが、アルバム『THE ANVIL』に入っているヴァージョンはヌルいです。
ジョン・ルオンゴが手がけたシングル・リミックスはドラムがバシバシ入って、バリー・アダムソンのベースがブンブンうなって、かっこいいです。元気をわけてもらえます。
どうせ聴くなら12"(右上写真)に入っている6分のロング・ヴァージョンでしょう。
中古で100円ぐらいで落ちていることもありますが、その手のバーゲン12"コーナーは目的意識をもって探しても見つからないことが多いので、一期一会を祈りましょう。
で、7"はちょっと短いけど、やっぱりかっこいい方のミックスです。

左がイギリス盤7",右が日本盤7"です。
ついでに下がアルバム『THE ANVIL』ジャケです。
「ナイト・トレイン」のミックスはシングルと較べるとイキが良くないけど、いいアルバムです。
邦題のタイトルが『舞(DANCE)』と、勝手に英語題を作ってしまっているのが『ランボー』『ベストキッド』世代なのでしょうか。

あと、「In The Year 2525」とか「Beat Boy」とかアルバム未収録曲は、下のCDで聴けます。
でも「ナイト・トレイン」は入っていません。

他にも「ナイト・トレイン」が入っているベスト盤もあるけど、それがシングル・ミックスかどうかは知りません。


ヴィザージのフロントマンだったスティーヴ・ストレンジは後にテレタビーズのぬいぐるみを万引きして捕まりました。
そういえばフー・マンチューのヨーロッパ市場でのPR担当がスティーヴ・ストレンジという人で、まさか?と思ってスコット・ヒルに「その人はお化粧とかしてますか?」と訊いたらププッと笑われました。
テレタビーズ窃盗罪で捕まった後もPR担当をやっていたみたいなので、たぶん別人なのだと思います。