ヒッチコック

映画『ヒッチコック』を見ました。4月5日公開。監督のサシャ・ジャヴァシはラウド・パークでANVILのステージに飛び入りしてドラムスを叩いた人。そしてSPICE GIRLSのジェリ・ハリウェルに中出しした人。
アルフレッド・ヒッチコックが『サイコ』を作る話。 最初に予告編を見たときアンソニー・ホプキンスの演じるヒッチコックがあまりに似ていないのにヒエーとなりましたが、見ているうちにヒッチコックに見えてきます。特にしゃべるときの口の形。ダニエル・クレイグジェームズ・ボンドとかピーター・ユスチノフエルキュール・ポアロもそうだけど、名優というのは外見が似ていなくても演技で説得力を持たせてしまうのだなーと思いました。ヴァル・キルマーは『ドアーズ』ではオッケーだったけど、他の映画ではいまいちなので、あまり名優ではない気がします。 ところでアンソニー・パーキンスを演じているジェームズ・ダーシーは、外見も演技もノーマン・ベイツしています。アンソニー・パーキンスって普段からあんな感じの人だったのでしょうか。
『サイコ』を見ていないとストーリーが判らないわけではないのですが、『サイコ』は必ず見ておかないと死んでしまう映画なので、本作を見る前にちゃんと押さえておきましょう。
しょっぱなからエド・ゲインが出てきます。で、『サイコ』の撮影中ずっとヒッチコックの脳内にゲインがいて、対話したりしています。
かっこいいセリフ「But what if someone really good made a horror picture?」
ちなみにこの映画と前後して、ヒッチコックが『鳥』を作る過程をTV映画化した『The Girl』というのがHBOで放映されましたが、ヒッチコックを演じるトビー・ジョーンズがちょっと『グーニーズ』のスロスを思わせる人で、果たして自分がヒッチコックだと説得力のある演技を見せてくれるのか気になるところです。アメリカではDVD化されているので、今度見てみるつもりです。