ジョー山中(1946 - 2011)

ジョー山中が亡くなったそうです。
ジョーが歌うのを初めて生で見たのは1988年4月2日、両国国技館で行われた梶原一騎追悼興行・格闘技の祭典でした。
彼と会話することが出来たのは一度だけ、1999年4月18日のことでした。ピーター・グリーンの初来日時、彼を日本のブルース畑のプレイヤー達が迎える『ワン・ナイト・スタンド』というフェス形式のライヴが赤坂ブリッツで行われたのですが、Char、近藤房ノ助、エディ藩、ジョニー吉長、妹尾隆一郎、ミッキー吉野、永本忠という顔ぶれに加えて、ジョー山中も参加していたのです。
この日、僕はバックステージをウロウロしていたのですが、トイレで小用を足そうと思ったところ、隣にジョーが!
「昔からピーター・グリーンは好きだったのですか?」と訊いたところ、「うん、大好きだよ。彼のレコードは全部持ってる。今日、LPを持ってきてサインしてもらえばよかった!」とニコニコしながら答えてくれました。
その時ふとジョーの巨根伝説を思い出し、それが本当かどうかを確かめるべく、隣で用を足している彼の股間をチラリと覗いてみたところ、本当に便器に乗ってしまいそうなビッグ・ワンで、彼に対する尊敬を強めたのを記憶しています。
彼の歌声もまた、同じぐらいぶっとく艶のあるものでした。FLOWER TRAVELLIN' BANDで2回(フジロック野音)で見たのが最後になってしまいましたが、もっと何度でも聴きたかったです。
ジョー、ユーアーベリーベリーストロングマンね!