SUNN O)))日本盤CD)))シリーズ第二弾O)))

SUNN O)))

10月31日、『THE GRIMMROBE DEMOS』『FLIGHT OF THE BEHEMOTH』拡大盤が遂に登場!
(残念ながら『00 VOID』のみNURSE WITH WOUNDのリミックス作業が遅れて12月〜来年1月?に延期)
各々の作品に関してはここでレビューめいたものを書いていますが(考え方も変わってきたし近々全面書き直すかも)、今回の仕様は凄すぎます。特にボーナス・ディスクの音源(どちらも史上初リリース)が死!
THE GRIMMROBE DEMOS』はボーナス・ディスクとして1999年5月、LAのGabahクラブでの初期ライヴ音源を収録。今年5月の来日公演と較べてエンタテイニングな要素がまったくなく、潔いというか濁りがないというか、言い訳無用の轟音の塊が25分間続きます。モノラルなのだそうですが、そんなの気付きません。神なき宗教的体験を味わえます。
さらにブックレットにはセルドン・ハントが書いた極悪散文詩『Ode To Grimmrobe』全訳も掲載されます。「永遠の暗空へと麻痺にいざなわれ、歓びとハーピィの軟膏に磨かれた素肌、聖ならざるコルク抜きで骨と肉体を繋ぐ鎹、地中に住み、闇夜の影で巣を作る巨大鷲、液状に溶けた髪の房が硝子の山脈を傳う」以下、延々とこんな感じで続きます。これは僕がキーボードをゲロまみれにしながら訳しました。読みながら聴くとやっぱり吐くと思います。
FLIGHT OF THE BEHEMOTH』のボーナス・ディスクは今年5月15日、東京・新大久保アースダムでのSUNN O))) vs MERZBOWのライヴ!7人編成SUNN O)))によるステージで、アッティラ・チハーが悶え吼え、ギターが唸り、ノイズが叫び、血が飛び散り、うんこが漏れ、生命が途絶えます。
両作ともスティーヴン・オマリーが凝りすぎなぐらい凝ったアートワークの紙ジャケ仕様。なんかもう凄いという表現が陳腐なぐらい凄いです。
どちらも日本オンリー。限定盤とはうたっていないけれどそんなにたくさんプレスしているとは思えないし、一度売り切れたら二度と手に入らない可能性もあるので、絶対に予約しておくべきだと思います。売り文句じゃなくて本気で。既にアメリカやヨーロッパの目を血走らせた連中が狙っています。
日本におけるSUNN O)))元年となった2007年のHELL-O)))-WEENの日、人類は絶滅することでありましょう。やったぁ