アメリカ体育会系馬鹿メタル大好き

DROWNING POOL

アメリカ体育会系馬鹿メタルというとあいまいな定義ですが、脳ミソまで筋肉が詰まっている馬鹿なアメリカ人が好きそうなメタルです。ヘヴィなグルーヴ・リフ主体で、ヤワなハナクソメロディはなくて、でも一緒に叫べるコーラスはあります。
知的水準の低い層に熱狂的に支持されているため、WWEプロレス番組とかアメコミ映画の主題歌に使われていることが多いです。
中でもDROWNING POOLは『レッスルマニアXX』『パニッシャー』に「Step Up」、『デアデビル』に「The Man Without Fear」、スマックダウン主題歌に「Rise Up」、ECW主題歌に「Bodies」が使われるなど、アメリカ体育会馬鹿のカリスマとして君臨していますが、英語版Wikipediaを見るとbegginingsとか書いてあって、ファン層の識字率の低さが容易に想像できます。
ベストオブ2004年のところでも書いたけど、映画『華氏911』でもドキュソ米兵が「大音量でDROWNING POOLを流しながら戦車でバグダッド市街を突っ走ると最高の気分だぜ!」とか言っています。
しかし彼ら、日本では見事に人気がありません。最新作『FULL CIRCLE』も結局日本盤CDは出ないようです。前作までは出ていたのですが、よっぽど売れなかったのでしょうか。
戦争全面肯定の「Soldiers」とか最高にかっこいいのになぁ。あとラストがビリー・アイドルの「Rebel Yell」カヴァーというのも工夫がなく低偏差値でクールです。
男として生まれたからにはこの手のメタルを聴きながらアメフトのクォーターバックをやって、パツキンチアリーダーと「うおおおっ」と雄叫びを上げながらハメたいものです。
ちなみに他の体育会系馬鹿メタルバンドも日本では人気がなく、SALIVAの『BLOOD STAINED LOVE STORY』WWEレッスルマニア23テーマ曲が入ってるやつ)も日本盤は出ていません。PAPA ROACH『THE PALAMOUR SESSIONS』(『WWE RAW』テーマ曲が入ってるやつ)は一応出ていたようですが。たった今まで知らなかったです。
ちなみに前者は「ドゥユーウォニット?イエー!ドゥユーニーディット?イエー!」、後者は「オオーオ、アイネバーギブイン!オオーオ、アイネバーギブアップ!」と、英語圏の人が書いたとは思えない歌詞もクールです。
特にオチはありませんが、アメリカ体育会系馬鹿メタル大好きということで。卍ピャウ卍